「宝くじを買ってみたいけど、何歳から買えるんだろう?未成年でも買えるのかな? 」
もし当選すれば一攫千金が期待できる宝くじ。
でも、ギャンブルのように年齢制限がありそうで、なんとなく未成年は買えないイメージがありますよね。
- 宝くじは何歳から買えるのか?
- 高額当選したら未成年でも受け取りや換金ができるのか?
- ネットでの宝くじ購入には年齢制限があるのか?
など、宝くじを買う前に知っておきたいこともあるでしょう。
そこで今回は、『宝くじは何歳から買えるのか』、『未成年が高額当選したら受け取りや換金はできるのか』をご紹介していきます。
宝くじのネット購入における年齢制限もお話しているので、ぜひ参考にしてみてください!
宝くじは何歳から?宝くじを買える年齢は?18歳高校生の年齢制限は?
宝くじの購入に年齢制限はない!何歳からでも購入できる
結論、法律上は年齢制限が存在しないので、購入者の年齢にかかわらず宝くじを購入することができます。
なので、18歳未満の未成年者が宝くじを買ってもまったく問題ありません。
日本では「競馬法」をはじめとする法律により、未成年者がギャンブルをするのは禁止されています。
たとえば、以下のようなものはギャンブルですね。
- 競艇
- 競馬
- ボートレース
- オートレース
また、パチンコについても年齢制限が設けられています。
一方、宝くじのルールを定めた「当せん金付証票法」では年齢制限についての記載はありません(2021年11月10日現在)。
なので、未成年も宝くじ売り場で堂々とくじを買うことができるのです。
たとえ小学生や中学生であったとしても、法律が変わらない限り気にする必要はありませんよ!
宝くじを未成年が買おうとするとどうなる?店側が自主規制?
先ほどもお話した通り、宝くじの購入には、法律上の年齢制限がありません。
ですが、販売店側が自主的に禁止していて、未成年者がくじを買おうとすると断られるケースもあります。
法律では問題ないのに、なんだか悪いことをしているみたいで嫌ですよね。
ただ、販売店がルールを設けているのであれば、購入者はそれに従わなければなりません。
そのため、もし未成年者で宝くじを買いたいと思った時は、できれば保護者についてきてもらいましょう。
もしくは、断られない別のお店を探してみてください!
totoやBIGは年齢制限あり!19歳未満は購入できない
基本的に宝くじには年齢制限が設けられていないので、何歳でも購入することができます。
ですが、totoやBIGに関しては法律によって明確に基準が定められており、19歳未満は購入できません。
なぜなら、totoやBIGは「スポーツ振興くじ」に該当するからです。
スポーツ振興くじは「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」で運用のルールが決められています。
この法律のうち、第三章・第九条で年齢制限の規定があるんです。
(スポーツ振興投票券の購入等の禁止)
第九条 十九歳に満たない者は、スポーツ振興投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。
引用元:衆議院公式サイト
さらに、「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」では、19歳未満はtotoやBIGを買うだけでなく、もらうのも禁止されています。
なので、親に頼んでこっそり買ってきてもらうという手は使えません。
最悪の場合は法律違反になりかねないので、今すぐ買いたい気持ちを抑え、成人してから自分で買うようにしましょう。
宝くじのネット購入は何歳から?年齢制限は?何歳から買えるかを解説!
宝くじの購入には年齢制限がなく、未成年でも買えることをお伝えしました。
ですが、たとえ購入した宝くじが当選しても、受け取りや換金ができないなら意味がありませんよね。
そういうわけでここからは、宝くじは未成年が高額当選したときに受け取りや換金が可能なのか、ご紹介していきます!
19歳未満の未成年が高額当選したら?受け取りに注意
19歳未満の未成年が宝くじで高額当選した場合、当選金の受け取り方に注意する必要があります。
なぜなら、当選金は金額によって受け取り方が違うからです。
もらえる金額が多ければ多いほど手続きが面倒で、未成年者が自分で受け取るハードルが高くなっているのです。
以下で当選金額ごとの受け取り方についてご紹介していきます。
宝くじの購入を検討している未成年者は、高額当選したときに備えてぜひ参考にしてみてください!
当選金額が1万円以下の場合の受け取り方
宝くじの当選金額が1万円以下であれば、どこの販売店であっても店頭で当選金を受け取ることができます。
販売店によるものの、未成年者でも受け取れる可能性が高いでしょう!
当選金額が1万円以上~5万円未満の場合の受け取り方
当選金額が1万円以上~5万円未満の場合、販売店によって受け取り方が異なるので注意が必要です。
まず、5万円マークがある店舗では店頭でそのまま当選金を受け取れます。
一方、マークがない店では店頭で当選金をもらえないので、みずほ銀行本支店まで受け取りに行かなければなりません。
銀行に出向くとなると、当選金受け取りの精神的なハードルがぐんと高まりますよね。
なので、マーク付きの店舗が身近にあれば未成年者でも受け取りやすいですが、なければ難しいかもしれません。
当選金額が5万円以上~50万円未満の場合の受け取り方
宝くじの当選金額が5万円以上になると、当選金の受け取り時、宝くじの裏面に名前と住所を書かなければなりません。
親に内緒で受け取りに行ったとしても、『記入している=当たり』とバレてしまう可能性はあるでしょう。
当選金額が50万円を超える場合の受け取り方
50万円を超える高額当選を果たした場合、当選金を受け取るためには顔写真付きの本人確認書類が必要です。
顔写真なしの身分証明書では、追加書類の提出を求められることもあります。
なので、運転免許証や健康保険証などが用意しにくい未成年だと、受け取りに苦労する可能性が高め。
ここまで大きい金額なら、親の協力を取り付けた方がスムーズと言えるでしょう!
当選金額が100万円を超える場合の受け取り方
当選金額が100万円を超えるときは、本人確認書類一式に加えて本人の印鑑が手続きに必要です。
また、場合によっては手続き日から1週間ほど受け取りにかかるケースもあります。
仮に手続きを行えてもこれだけの期間隠し通すのは大変なので、当選金が100万円を超えたなら素直に大人の力を借りましょう。
このように、5万円以上の当選金額の場合は店頭で対応してくれないので、親にバレずに受け取るのは難しいでしょう!
18歳未満の高額当選者は換金や受け取りに保護者の同意が必要
高額当選を果たしたのが18歳未満の未成年者でも、当選金はきちんと本人のものとして扱われます。
ただし、当選金を本人が自由に換金・受け取りを行えるわけではないんです。
実は民法の824条では、親権者には子どもの財産を管理する権利「財産管理権」があるとしています。
なので、保護者の同意が得られなければ、もらった当選金を使うことはできません。
こうした話を聞くと、自分の当選金を財産管理権を持つ人に使われてしまうんじゃないかと不安になりますよね。
ですが、財産管理権で認められているのはあくまで管理だけ。
保護者が子どもの当選金を勝手に使うことは許されず、もし使った場合は違法になるケースもあるんです。
なので、安心して自分が当選したお金を使うことができます。
宝くじのネット購入は何歳から?年齢制限はある?何歳から買えるかを解説!
結論、宝くじのネット購入にも法律上の年齢制限はありません。
ですが、未成年者はそもそも購入のための会員サイトへ登録できないようになっていることがほとんど。
つまり、ネット購入には実質年齢制限が存在しているといえるのです。
また、会員サイトへ登録するには当選金振り込みのため、口座番号を含めた登録情報を入力する必要があります。
年齢をごまかして不正に登録するのは難しいですよね。
なので、あくまでネット購入にこだわるなら、親にアカウントを作ってもらうしかありません。
まとめ
今回は、宝くじは何歳から買えるのか、そして未成年が高額当選したら受け取りや換金はできるのかについてご紹介しました。
宝くじは当選すると一気に100万円以上手に入れるのも不可能ではありません。
法律上は未成年者でも購入できますが、高額当選すると複雑な手続きが必要になります。
なので、受け取りや換金には保護者の協力がほぼ必須と考えていいでしょう。
また、保護者に財産管理権が認められているため、未成年者は当選金を自由に使えません。
バレずに当選金受け取り・換金をするのは難しいので、未成年者なら親と一緒に楽しんでしまう方がいいでしょう!
法律違反のリスクは避け、ぜひ安全に宝くじを楽しんでくださいね。
みなさんがもっと宝くじで楽しめること、心から祈っています!